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クリニックブログ: 2013年6月

ホスピスマインド.jpg

緩和ケア(ホスピスケア)を受けることのできる場所には制限がありません。

これまで述べてきたように、ホスピス緩和ケア病棟、一般病院、施設、そして在宅でもホスピスケアを受けることができます。


しかし、適切なホスピスケアが患者さんに提供されるためには、医療従事者側の『ホスピスマインド』が大切であると私たちは考えています。


生命を脅かす疾患を患っている患者さん・ご家族にとって、決して「死は敗北」ではありません。

そして、「生」と「死」は断続した概念ではありません。
常に繋がった「連続的な概念」です。

患者さんが人生の最期までしっかりと生ききること、それを支えていくことが私たちの『ホスピスマインド』ではないかと思っています。



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DSC_2490.jpg

この度、日本緩和医療学会学術大会に参加して参りました。


緩和医療学会では学会前日に教育セミナーというものがあり、最新の緩和医療のトピックを学ぶことができます。

朝6時に西明石を出て9時すぎに横浜の会場に入り、10時~17時半までみっちりと学びの時間を持つことができました。

今回の教育セミナーでは、個人的には認知行動療法や口腔ケアに大変興味があり、今後の在宅緩和ケアで実践できるような講義を受けることができました。


また、二日間開催された本大会では在宅医療のセッションが大変充実しており、良い学びの機会を得ることができました。


今回の学会で学んだことを地域の方々に還元できるよう努めていく必要がある、と再認識させていただいた学会でした。



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在宅緩和ケア.jpg

以前に申し上げたように、私たちは「家で過ごしたい人にとって、在宅医療は究極の緩和ケアである」と考えています。

なぜ、そのように考えるのか、簡単に上にまとめておきます。


現在、病院で受けられる緩和ケアのほとんどは在宅でも受けることができます。
痛みの緩和も、点滴などの栄養補給も、酸素投与も、リハビリも、今日では在宅で全て可能です。


もちろん、特にがんの患者さんに関しては、痛みの症状がもっともご心配だと思います。

しかし、がんの患者さん全てに痛みが出るわけではなく、また痛みが出たとしても医療用麻薬などを適切に使用することによって、その痛みの9割は緩和することができるといわれています(WHOによる)。


私たちは『在宅緩和ケア』の素晴らしさを、もっと一般の方々に知っていただきたいと思っています。


そして、在宅緩和ケアの延長線上に『在宅看取り』というものもあります。

住み慣れた場所で人生の最期まで安らかにお過ごしいただくということも、人生の選択肢の一つではないかと考えています。



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DSC_2470老年医学会.jpg

今週は、大阪国際会議場で開催された日本老年医学会学術集会に参加してきました。

その目的は、「平成24年度 在宅医療連携拠点事業所 活動報告」を拝聴するためです。


この『在宅医療連携拠点事業』というのは厚生労働省の委託事業であり、
できる限り住み慣れた家庭や地域で療養することができるような在宅医療提供体制を地域に整備するための国の施策の一つです。

日本全国で105カ所の事業所が事業を受託し、一年間にわたって地域における在宅医療推進活動を行ってきました。


私も平成24年度の拠点事業所の一員として地域における在宅医療の普及に微力ながら携わってきたこともあり今回の学会に参加させていただきましたが、日本全国で行われた様々な取り組みについての報告を聞くことができ大変勉強になりました。


今後は当クリニックでも、地域の在宅医療推進のお役に立つことができれば、と考えています。

そして、もっともっと在宅医療のことを普通の市民の人たちに知っていただきたいと思います。



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施設ケアとの比較.jpg

緩和ケアを受けることができる場所は、もちろん在宅だけではありません。

一般病院やホスピス病棟はもちろんのこと、場合によっては老人施設などでも最近は緩和ケアを受けることが可能となってきています。


病院やホスピスなどの施設における緩和ケアとご自宅での緩和ケアとの比較では、上図に示すようにそれぞれに長所・短所があります。

ですので、どちらか一方だけということではなく両者をうまく組み合わせていくことで、療養の場所にかかわらず適切な緩和ケアを受けていただけるようにできればと考えています。


私たちは『家で過ごしたい人にとって、在宅医療は究極の緩和ケアである』と考えていますが、在宅で過ごすことは目標であって目的ではありません。

またその一方で、在宅医療や在宅緩和ケアの素晴らしさ、家の持つ不思議なパワーといったものも日々の診療の中で強く感じております。


もしも、心安らぐ住み慣れた場所で緩和ケアを受けたいな、とご希望されるのであれば、在宅医療・在宅緩和ケアをやってみるというのも一つの方法ではないでしょうか。

日本では「家族に迷惑をかけたくない」という人が多いので「在宅医療は現実的には難しいな」と思われる方が多いかも知れませんが、きっと何か良い方法があるはずです。


9月から当クリニックで開設する『緩和ケア外来(完全予約制)』では、そういった今後の在宅療養についてのご相談も承りますので、是非ともご利用いただければと考えております。




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