患者さんの在宅療養を支える『多職種連携』には、上の図のようにたくさんの職種が関わっています。
在宅医療を行う際には、介護保険サービスを利用することが一般的です(患者さんの年齢や病気の種類により異なる場合があります)。
介護保険のサービスを利用するためには、ピンクの介護保険証をただ持っているだけではダメで、
①まず、介護保険の申請を行い
②認定結果がおりたら、ケアマネジャーにケアプランを作成してもらい
③ケアマネジャーから説明を受けて納得したら
④サービス提供事業者と契約してサービスを利用する
という手続きが必要となります。
このような手続きを行うことで、多職種連携の中心となる担当ケアマネジャーが決まり、より安定した在宅療養を行うことが可能となります。
このような多職種連携を上手に利用することで、当クリニックの目指す在宅医療、すなわち、
・患者さん・ご家族さんを決してひとりぼっちにしません
・地域(自宅でも施設でも)で、しっかりとお引き受けします
・そのために、みんな(多職種)で連携して、皆さんの生活を支えます
ということを実現することができる、と私たちは考えています。
次回は、病院医療と在宅医療の違いについてお話しいたします。
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